「高卒の工場勤務員って、手取りでどれくらいもらうの?」
「自分の給料って、もしかして平均より低い?」
と疑問を感じている人に向けて、記事を書きました。
高卒で工場に就職したぼくが、13年の経験から得たリアルな年収や出世の話と、実際の手取り額を公開します。
最後まで読むことで、稼げる工場の条件4つも知ることができるので、これから収入アップさせたい人は必見です!ぜひご一読ください!
【経験談】工場勤務していたときの年収・出世事情
ぼくは高卒で公務員で4年働いた後、大手工場へ転職し約13年働いていました。13年の経験から高卒工場勤務のリアルを紹介します。経歴・労働環境・条件は以下のとおりです。
・大手工場
・正社員
・勤続13年
・日勤。交替勤務は数ヶ月経験。
・転勤なし
・週休2日(休日出勤あり)
・主任
残業代はしっかりもらえました。有給休暇は、課内で調整さえできれば気軽に取得できる環境でした。
2020年あたりから「有給はできるだけすべて使いきれ」と指示がでるなど、大手で従業員も多いからできることだなと思っています。
1.20代、30代での年収
ぼくが工場勤務していたときの年収は、20代前半で300万円前後、20代後半では年収400万円程度だったと記憶しています。
30代半ばでは主任に昇進したので、大幅に上がり年収500万を超えました。
大手工場だったので平均よりはもらっていたと思います。
2.勤続10年で年収はどれくらい?
前項で紹介しましたが、勤続10年目だと約100万くらい上がりましたね。1年で10万位ずつ上がっている計算になります。
3.評価と年功序列で出世が決まる
ぼくが働いていた工場の場合、出世の決まり方は「基本的には年功序列。大卒・学卒ははやい。どんなに優秀でも高卒は限界がある」という感じでした。
勤務態度が極端に悪いわけでもない限りは、そこまで差は開きません。
あとは、優秀な人が評価されず、サボっている人が評価されたりしていました。「本当にちゃんと評価している?」と不満に感じることも多かったです。
工場勤務員(高卒)の年収・手取り額公開
それでは、さっそく年収・手取り額を公開します。
まずは入社11年目での給料です。
続いて、入社12年目、昇進後の給与です。
自分と比較してどうですか?各手当、残業代なのが組み込まれていますが、悪くないのではないでしょうか?
国税庁による調査だと、給与所得者の平均給与総額は443万円(令和3年)で、日本全体の平均は上回っているようです。
男性の平均給与は545万円(女性302万円)、正社員の平均額は508万円(正社員以外は198万円)となっています。
工場勤務員(高卒)の給与明細・手取り額公開
続いて、入社13年目での月収・手取り額です。
ぼくが働いていた工場は忙しい時期と、そうでない時期があります。上記は残業2時間の月です。
20時間ほど残業すると+5万円くらいなので、総額で手取り30万は超えると思います。
工場勤務員(高卒)のボーナス・手取り額公開
最後は入社13年目、冬のボーナス・手取り額を公開します。
賞与は年2回で、他企業ではボーナスが減らされたことがあるようですが、ぼくが働いていた工場ではボーナスが減ったことはなかったです。
工場勤務員(高卒)は稼げる
高卒・工場勤務員の年収、手取り額を見てどうでしたか?
結局「工場勤務」といっても仕事内容、会社の規模などによって得られる収入は大きく異なります。
次項では、13年工場勤務の経験があるぼくが「稼げる工場の条件」をお話しします。
稼げる工場の条件4つ
それでは「稼げる工場」とは、どのような工場なのでしょうか?
今回は、稼げる工場の条件を4つ解説します。
・資本力のある工場を選ぶ
・大手の工場で働く
・大手の関連工場で働く
・独自の”強み”がある工場で働く
それぞれの条件について、詳しく見ていきましょう。
1. 資本力のある工場を選ぶ
工場で働く上で、会社の資本力は非常に重要です。
製造業にとって、設備や機械は「給料を生み出す源」です。これらの維持・更新には多額の費用がかかります。
資金力のある会社なら、設備投資を積極的に行い、常に最新の設備で生産することができます。
従業員にとっても、最新設備のもとで働くことは、業務効率の向上や安全性の確保に繋がり、より働きやすい環境と言えるでしょう。
反対に、資金繰りに苦しむ企業では、老朽化した設備を使い続けざるを得ないケースも少なくありません。このような工場では、生産性の低下や品質の低下、重大事故のリスクも高まります。
2. 大手の工場で働く
最も安定して稼げるのは、やはり大手工場です。雇用、給与の安定はもちろん、休日数などの待遇面も充実しています。
「大卒でないと難しい」と思うかもしれませんが、大手企業が工場のある地域で従業員を募集することは少なくありません。
高卒の「地元採用」なら、転勤の心配もほとんどありません。常に募集情報をチェックして、チャンスを逃さないようにしましょう。
3.大手の関連工場で働く
大手企業への就職が難しい場合は、大手企業と協力している大手関連企業を検討しましょう。
市場で大きな需要が見込める製品を扱う大手企業の関連企業であれば、中小企業でも安定した生産量と売上が期待できます。
ただし、注意すべきは発注元の大手企業との関係です。
「下請け」にも、大手企業と直接取引する「一次下請け」、一次下請けから仕事を請け負う「二次下請け」などがあります。
当然「一次下請け」の方が、仕事量や雇用の安定という面では有利です。
理想は、将来的に大手企業との資本提携や子会社化、吸収合併などが見込めるような、強固な関係性を持つ企業です。
そんな情報を、自分で調べるのは困難ですよね。
そんなときは転職エージェントを利用しましょう。転職エージェントは未公開求人やエージェントでしか知ることができない情報を多数抱えています。
詳しく知りたい方は以下をどうぞ。

4. 独自の強みを持つ工場で働く
中小企業ならではの「強み」を生かして、高い業績を上げている工場も数多く存在します。
例えば、「多品種・小ロット生産」を得意とする工場です。
大手の工場では難しい、少量多様な製品の製造を請け負うことで、安定した需要を獲得しているケースがあります。
その他にも、
・他社には真似できない高度な技術力
・独自の特許技術
などを保有している工場も、将来性という点で魅力的です。
このような「独自の強み」を持つ工場で働くことができれば、高卒であっても高い収入を得られる可能性があります。
転職エージェントを利用して、独自の強みを持つ工場がないか聞いてみましょう。
稼げる工場を探す方法
せっかく工場勤務で頑張るなら、少しでも給料が高い方が嬉しいですよね?
「高卒だから…」と諦めるのはまだ早いです。高卒でも稼げる工場は、探せば見つかります。
最後に、高収入が期待できる工場を見つけるための具体的な方法を2つご紹介します。
・転職サイトを利用する
・転職エージェントを利用する
ひとつずつ解説します。
1.転職サイトを利用する
転職サイトは、数多くの求人情報の中から、自分の希望条件に合った工場を効率的に探せる便利なツールです。
給与額で絞り込み検索をかけたり、待遇面を比較したりすることが簡単にできます。
以下がポイントです。
・まずはとにかく転職サイトに登録する:良い求人を逃さないために、早めに登録し、より多くの求人情報に触れましょう。
・希望条件を明確にする:給与、勤務地、休日など、譲れない条件を明確にしておきましょう。
・企業の口コミをチェックする:実際に働いている人の声を参考に、会社の雰囲気や待遇面を確認することができます。
上記のポイントを確認しつつ、自分で全部やる!という人は工場求人ナビで探してみましょう。
2.転職エージェントを利用する
転職エージェントは、あなたの希望や適性に合った工場をプロの視点で紹介してくれる強い味方です。
転職活動の相談に乗ってくれたり、面接対策をしてくれたりと、手厚いサポートを受けられます。
転職エージェントを使うメリット
・非公開求人の紹介:転職サイトには掲載されていない、好条件の求人が紹介されることがあります。
・企業との交渉:給与や待遇面で、あなたに代わって企業と交渉してくれることがあります。
・転職活動のアドバイス:履歴書の書き方や面接対策など、転職活動全般をサポートしてくれます。
詳しく知りたい方は以下の記事をどうぞ。

よくある質問と回答
Q1. 高卒で工場に就職して、将来的に年収1000万円は目指せますか?
結論から言えば、高卒でも年収1000万円は可能ですが、かなりの努力と戦略が必要ですね。
大手企業で働いている場合、部長クラスまで昇進すれば十分に可能性はあります。ただし、高卒の場合は学歴のハードルがあり、部長クラスまでの昇進には相当の実績と時間が必要です。
もう一つの道は、工場での経験を活かして独立することです。例えば、特殊な技術や知識を習得し、それを活かして自分の会社を立ち上げるという選択肢もあります。
Q2. 残業が多い工場は避けたほうがいいですか?
一概には言えません。残業の質と待遇によって判断する必要があります。
まず確認すべきポイントは以下の3つです。
・残業代がしっかり支払われているか
・残業が恒常的ではなく、繁忙期に限定されているか
・休日出勤の振替休日はきちんと取得できるか
残業代を含めた年収が魅力的で、かつワークライフバランスが保てるなら、むしろ収入アップのチャンスと捉えることもできます。
Q3. 工場の正社員とパートの待遇差はどのくらいありますか?
工場における正社員とパート(契約社員・派遣社員)の待遇差は、主に以下の点で大きく異なります。
・賞与(ボーナス)の有無や金額
・各種手当(住宅手当、家族手当など)の支給
・昇給・昇進の機会
・社会保険の加入状況
特に大手企業の場合、正社員の年収はパートの1.5倍から2倍程度になることも珍しくありません。
ただし最近では、同一労働同一賃金の原則により、待遇差は徐々に縮まる傾向にあります。
まとめ:稼げる工場で働こう
今回は、高卒で工場勤務をしている方の実際の年収や手取り、稼げる工場の条件について解説しました。
記事の内容をまとめると…
・高卒の工場勤務でも、会社や働き方次第で年収アップは可能
・大手工場で主任に昇進したことで年収500万円に到達
・稼げる工場の条件は以下の4つ
1.資本力のある会社
2.大手工場
3.大手の関連工場
4.独自の強みを持つ工場
繰り返しますが、年収アップの鍵はズバリ「稼げる工場を選ぶこと」です。
この記事を読んで「もっと自分の可能性を広げられるのではないか?」と感じた方は、一人で途方に暮れる必要はありません。
「高卒だから、工場勤務だから、これ以上の収入は望めない…」
そう思い込んでいませんか?
ぼくも13年前は、まさにそう考えていた一人でした。しかし、大手工場に転職し、主任への昇進を経て、年収500万円という目標を達成できました。この経験から、ぼくは確信を持って言えます。
「工場勤務者の収入の上限は、会社選びで決まる」
この記事で紹介した稼げる工場の4つの条件を、もう一度見てみましょう。
・資本力のある会社を選ぶ → 最新設備での安全な作業と、安定した給与が約束される
・大手工場で働く → 充実した福利厚生と、確実な昇給システムがある
・大手の関連工場を狙う → 安定した受注と、将来の発展可能性がある
・独自の強みを持つ工場を見つける → 特殊技術を持つ工場なら、高い給与も夢じゃない
でも、ここで考えてみてください。
今のあなたの工場は、これらの条件を満たしていますか?
もし「NO」なら、それは人生を変えるチャンスかもしれません。
なぜなら、条件の良い工場への転職は、あなたの収入を劇的に変える可能性を秘めているからです。
ただし、ここで注意したいのが「正しい転職の方法」です。
闇雲に転職サイトを探し回ったり、独力で企業研究をしたりするのは、実は効率が悪く、チャンスを逃す可能性も高くなります。
そこでやはり利用したいのが、転職のプロフェッショナルであるエージェントの活用です。
エージェントは、
・非公開の好条件求人を持っている
・あなたの市場価値を正確に把握できる
・面接対策から条件交渉まで全面的にサポートしてくれる
つまり、転職成功の可能性を圧倒的に高められるわけです。
「今の収入に満足できない」 「将来が不安」 「もっと稼げる可能性を探りたい」
こんな思いが少しでもあるなら、まずは無料相談から始めてみませんか?
たった数分の行動が、あなたの人生を大きく変えるかもしれません。
明日の自分は、今日の決断で変わります。

