「工場の設備管理がきつい・・・このまま続けていけるのだろうか・・・」
「また休日の呼び出し…予定あったのに…」
「連日のトラブル対応で、もう心が限界かも…」
「次から次へと新しい設備の知識を覚えなきゃいけなくて、頭がパンクしそう…」
実はぼくも、まさにそんな悩みを抱えていた一人です。
工場の設備管理の仕事をしていたときは、毎日がストレスの連続で、家に帰っても携帯が鳴るたびにドキドキしてました。
「また呼び出しかよ…」
でも、そのきつい状況は変えることができます。
この記事では、ぼくの失敗談や成功体験を交えながら、
・設備管理の仕事がきつく感じる理由
・具体的な対処法
・環境改善のための行動プラン
・新しい一歩を踏み出すためのアドバイス
を、できるだけ分かりやすく解説していきます!
この記事を読めば、次にとるべき行動が明確になり、新しい道への一歩を踏み出すための準備や具体的なアクションが明確になりますよ!
ぜひ読んでいってください!
設備管理がきつい理由5つ
さっそくですが、設備管理の仕事は、きついことが多いです。
それでは、どんなところがきついと感じるのでしょうか?5つの理由を紹介します。
・トラブル対応がきつい
・覚えることが多い
・上下関係がかなり厳しい
・コミュニケーション能力が必要
・設備管理が自分に向いていない
順をおって、解説していきます。
1.トラブル対応がきつい
きつい理由の1つが、トラブル対応です。
設備に重大な不具合がでたり、故障したりすると、すぐに復旧させるために対応しなければいけません。
実際に、休日・夜間の呼び出しはあるし、試験や検査等が上手くいかず残業。設備がうまく復旧するまで帰れない・・・こんなことは日常茶飯事です。
いつ不具合・故障が発生するかわからないので、プライベートでも「設備異常起きないよな?」と、常に頭の中にある状態が続きます。
2.覚えることが多い
とにかく覚えることが多いのがきつかったです。
管理する設備の名称や仕組み、使用方法、点検項目などを一通り頭に入れた上で、メンテナンスしなければいけないからです。
実際、設備は改造や更新によって入れ替わるので、常に頭をアップデートさせなければなりません。また、図面を読む能力や経験値が必要になってきます。常に勉強・勉強・勉強です。
ある程度覚えたら、ずっとその知識が使えればいいのですが、全く使えなくなることもあります。
3.上下関係がかなり厳しい
設備管理業務は現場職なので、上下関係が厳しく、理不尽な上司や先輩がめちゃくちゃ多いです。
実際、今どきめずらしいパワハラなんて、余裕であります。暴言や暴力も普通に行なわれてます。
これは体育会系が多い工場勤務員に、多い傾向がある気がしています。
4.クレーム対応がきつい
クレーム対応は、めちゃくちゃきついです。
点検方法や試験検査のやり方、現場の調整などに対するクレームが常にあります。
これらを関係部署や協力会社を交えて調整していかなければなりません。
5.設備管理が自分に向いていない
一番きつかったのは、設備保全の仕事に向いていないと感じていたことです。
13年の経験から以下の能力が必要と感じていて、これがぼくにはなかったからです。
・設備に関心のある人
・器用な人
・臨機応変な判断・対応ができる人
・図面を読むのが得意な人
ぼくは機械が別に好きじゃないですし、手先が不器用だし、柔軟に頭を働かせることも苦手だし、図面を読むのも苦手(時間がかかる)だったので苦痛しかありませんでした。
【経験談】工場の設備管理を実際に経験して本当にきつかったこと5つに対する対処法
この章では、前章で紹介したきつい理由に対する対処法について解説します。
・トラブル対応への対処
・覚えることが多いことへの対処
・上下関係がかなり厳しいことへの対処
・コミュニケーション能力が必要なことへの対処
・設備管理が自分に向いていないことへの対処
1.トラブル対応への対処
まず、トラブル対応に対する対処法はありません。
経験上、99.9%不具合・故障は発生するからです。発生原因は、経年劣化、作業ミス、品質不良など、さまざまです。
この状態に耐えれないのであれば、向いていない可能性があります。
2.覚えることが多いことへの対処
これは、もう覚悟を決めて、日々勉強するしかありませんね。
設備・機器は日々改造・更新により変わっていくからです。
実際、めんどくさいですが、設備維持のためにはやるしかありません。
3.上下関係がかなり厳しいことへの対処
上下関係に関する対処法は、2択しかありません。「我慢する」か「環境を変える」かです。
愚痴をいったり、不満に思ったり「思っているだけ」では、状況はなにも変わりません。
そこに「行動」が伴わなければ、絶対に現状は変化しないです。
繰り返しますが、「我慢する」か「環境を変える」か。この2択しかありません。
4.コミュニケーション能力が必要なことへの対処
コミュニケーション能力は、どうしようもないところがあります。
スクール、セミナー等を利用したりとかありますが、実際は、関わる人との相性です。
実際、ぼくは数えきれない人と関わってきましたが、十人十色なので、どうしても「合う」「合わない」は発生してしまいます。
関わる人間は選べません。いくらコミュニケーション能力を向上させても、どうしようないところがあります。
これに柔軟な考え方ができない人は、人と関わるのが極力少ない職種を選定することが最適解だと思います。
5.設備管理が自分に向いていないことへの対処
「自分に向いてない」これは、もうどうしようもないです。
前述しましたが、13年の経験から下記に該当しない人は向いてないです。
・設備に関心のある人
・器用な人
・臨機応変な判断・対応ができる人
・図面を読むのが得意な人
上記は先天的(生まれ持った能力)なところが大きいからです。
図面に関しては勉強と経験でなんとかなるかもしれませんが、それ以外は生まれ持った才能が必要です。
興味があるかないか、手先の器用さ、頭の回転力、これらは生まれ持った才能がある程度必要です。もちろん鍛えたり、改善できるかもしれませんが、限界があります。
いくら頑張っても160kmのボールを投げれないし、100mを9秒台で走れませんよね?
嫌いな人を好きになれと言われても無理なもんは無理です。不器用な人はずっと不器用です。頭の回転が遅い人はずっと遅いです。これらが悪いと言っているのではなく、適性がないってことです。
向いてないもんは向いてないんです。いいんです。誰だって向き不向きはあります。
設備管理がきついので環境を変えたいと思ったらやること4選
工場の設備管理を続けてきて、環境を変えたいと考えた場合にとるべき行動をまとめました。
・自己分析する
・部署異動する
・転職を視野に入れる
・退職する
順に解説していきます。
1.自己分析する
まず、あなたの価値・強みを診断することから始めてみましょう。
自分の価値・強みを明らかにすることによって、『自分の価値』が明確になります。
『自分の価値』を知ることで、他に向いている仕事が見つかることも多くあります。
まずは自分自身を知るために、自己分析をしてみましょう。
2.部署異動をお願いする
今の会社に設備管理以外の部署があるのなら、異動をお願いしてみましょう。
他の部署に異動できるかもしれません。
ただし、以下の点に注意が必要です。
⚠️ 異動のリスク
・より負荷の高い部署への配属の可能性
・一定期間は再度の異動が難しくなる
・給与・待遇面での変更の可能性
確実に現状から良くなるとは限りません。
実際、ぼくの同僚は異動を熱望したところ、一番キツイと言われる部署に飛ばされました。
3.転職する
実は、設備管理のスキルは、多くの業界で求められています。
例えば、
・施設管理会社
・メーカーの生産管理部門
・設備メーカーの営業職
・技術コンサルタント
これらの選択肢を念頭に、特に転職エージェントの活用をおすすめします。
ぼくの後輩は設備管理で5年の経験を活かして、大手施設管理会社に転職を成功しました。
最初は不安だったそうですが、工場で培った「予防保全」の考え方が、他分野での管理でも全然使えるとのこと。
「工場とは全然違う環境だと思っていたけど、結局『設備を止めない』という考え方は同じなんだよね。むしろ工場経験者は重宝されるよ」
でも、このような可能性に気づくまでが難しいんです。
実は彼も、転職エージェントのアドバイスがなければ、今の道に進むことはなかったそうです。
それだけ転職エージェントは本人の適性を見い出し、ベストな転職先を示してくれるんですね。
やはりベストは、まず転職エージェントに相談することです。
転職エージェントのメリット
・無料相談できる
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4.退職する
もしあなたが、一刻も早く退職したい!という状況なのであれば、まずは退職しましょう。
条件を満たしていれば、数ヶ月は雇用保険でお金はもらえます。その間に就職活動するという手もあります。
まずはあなたの健康が第一です。
追い詰められた状態で働き、うつ病になってしまっては手遅れです。
下記の症状が出ていれば、うつ病の予備軍です。
・仕事がキツすぎて、常に辞めたいと思っている
・常に倦怠感がある
・胃がキリキリする
・頭痛がする
・めまいがする
・眠れない
・会社のことが頭から離れない
・動悸がする
これらは前兆の可能性があります。
「仕事を辞めたら生活が・・・」「周りの目が・・・」
そんなことは後で考えてOKです。
会社に辞めることを周囲や上司に言いづらい・・・
というか、言えない。言える気がしない・・・
そんな人は以下の記事を読んでみてください。
» 退職を切り出す勇気が湧く!5年も迷った筆者がおしえる対処法8選
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退職代行に反対の意見もありますが、そんなことは気にしなくていいです。
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工場設備管理からの選択肢
転職を決意した場合、設備管理から転職する場合の下記3パターンを紹介します。
1.設備管理の職種へ転職
2.工場関連の業種へ転職
3.異業界へ転職
1.同業種(設備管理)へ転職
1つ目の転職パターンが同業種(設備管理)への転職です。転職を優位に進めていくためには一番よい選択肢だと思います。
同業種(設備管理)へ転職するメリットは、今までの経験をすべて活かすことができるからです。
たとえば、以下のようなことがアピールできます。
・対応した設備トラブルの経験
・改善業務の経験
・図面の見方などの電気/機械知識
2.同業種(設備管理以外)の業種へ転職
2つ目のパターンは設備管理以外の工場関連の業種へ転職することです。
設備管理以外でも、少しでも関連していれば転職できるケースが多いです。
自分の経験を説明し、関連業種で挑戦したいという気持ちをアピールしましょう。
3.異業界へ転職
3つ目のパターンは異業界へ転職することです。
異業界となると働き方もすべて変わるので、いまの働き方に不満がある方は異業界への転職が1番あっています。
異業種だと不安が多々あるかもしれませんが、そんな事例はいくらでもあるので、あまり気にしなくてもいいですよ。
「新しい人生のはじまりだ!」と、気持ちを新たにスタートさせることができます。
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よくある質問と回答
ここまで設備管理の仕事について詳しく説明してきましたが、みなさんからよく寄せられる質問について回答していきますね。
Q.設備管理の経験は転職に活かせますか?
A.設備管理での経験は、思っている以上に転職市場で評価されます。
・トラブル対応の経験
・予防保全の考え方
・現場でのコミュニケーション能力
・複数の設備や業者との調整経験
これらの経験は、施設管理やビル管理、工場の生産管理など、様々な分野で活かせるんです。
Q.残業や休日出勤を減らすコツはありますか?
A.完全になくすことは難しいですが、以下のような工夫で負担を軽減できます。
・トラブル履歴をしっかり記録して、同じ故障を繰り返さない
・定期点検の質を上げて、突発的な故障を減らす
・チーム内での情報共有を徹底し、個人への負担を分散
・休日当番制を導入して、特定の人に負担が集中しないようにする
Q.資格は取得した方がいいですか?
A.設備管理の仕事では、主に以下の資格などが重宝されます。
・電気主任技術者
・ボイラー技士
・危険物取扱者
・エネルギー管理士 など
ただし、「とりあえず資格」は避けた方がいいです。
自分の担当設備や将来のキャリアを考えて、計画的に取得することをおすすめします。
まとめ
ここまでの内容をまとめます。
◯心身が健康だけど、やめたい気持ちがある場合
⇒転職を検討する
◯心も体も限界、辞めたくてたまらない場合
⇒手遅れになる前に、まずは退職する
結論は「キツイなら迷わず新たな一歩を踏み出そう」ということです。
けど、
「心にブレーキがかかって、どうしても一歩踏み出せない・・・」
「これからどうなるか不安」
「周りの目が気になる」
こう思ってしまいますよね。
それでも、
「今やめないと人生が終わってしまう。このままの人生だと確実に後悔する」
という思いで、勇気をだし、一歩踏み出しました。
今思えば、迷ってる時間は本当に時間のムダでした。
ただただ、時間がだけが過ぎていき、年を重ねました。
人生は有限です。無限ではありません。
迷っている時間ほどムダな時間はありません。
勇気をだして一歩踏み出し、人生を変えましょう。
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